実は、ガイナはDIYでも比較的取り組みやすい塗料です。
理由は、水性塗料のため乾く前なら水で調整・洗浄がしやすいからです。
※もちろん一度乾いたら、水では絶対に溶けません。
ガイナは、アクリルシリコン樹脂と、断熱性能に特化したセラミック(ビーズ)等をハイブリッド化した塗料です。
水溶性塗料のため、刷毛・ローラー・吹き付け塗装など施工もしやすく、基本的には市販の水性アクリル塗料と同等の感覚で使用できます。
ただし、ガイナはセラミックビーズを十分に攪拌しないと性能ムラが出やすい点に注意してください。
塗装目的により、用具・方法が違ってきます。無理のない計画を立てて進めましょう。
ここでは基本の流れとして「養生 → 下地処理 → マスキング → 下塗り → 中塗り(ガイナ) → 仕上げ → 道具の処理」を解説します。
ガイナは水性のアクリルシリコン系塗料ですので、乾く前は水で溶け、洗浄が可能です。
しかし一度硬化(固まり)すると、シンナーなどではきれいに落ちません。若干特殊な溶剤が必要となる場合があるため、DIYでは「汚さない」前提で進めます。
ペンキは下に落ち、作業中に足で汚れを広げやすいので、足元は片付け、シートなどで汚さないように養生します。養生シートや養生テープを使用しましょう。
屋根や外壁、物置などは水洗いを行い汚れを落とします。水をかけ、デッキブラシなどで積もったほこりをよく落としてください。
油汚れなどは中性洗剤等を使用し、完全に落とします。
錆びている場合は、ワイヤーブラシ・サンドペーパーなどで落とします。
室内では壁や柱などの油分をよく落とし、表面が劣化している場合はサンドペーパーで荒らしてください。
クロス壁に塗装する場合、そのまま塗ってもかまいません。ただしクロスが弱いと剥がれる場合があります。弱そうな場合は濡れタオルを当てて剥がしてください。その他はご質問ください。
塗装の基本ですが、乾いてから落とすのは大変です。塗りたくない部分は必ずマスキングしてください。
<下塗り>
ガイナを塗る前に、下塗り(プライマー等)を行います。下塗りはどんな塗装でも基本です。必ず行いますが、状況判断ができれば省いてもかまいません。
下地処理はこちらをご参考に → 塗装部分別要領
<中塗り>
いよいよガイナの塗装です。ガイナ塗装でとても重要なのが「塗料の調整」です。まず十分にガイナを攪拌します。
基本的には、専用アタッチメントで5分以上攪拌して使用します。
ガイナは蓋を開けると、ざらざら・どろどろの状態です。このままで塗れる方は、いわゆる“ペンキの達人”でしょう…。
まず数%の「水」を混ぜて攪拌します。
(攪拌の際、容器より背の高い段ボールなどで囲いましょう。少しの油断で周辺に飛散すると大変です)
目的に応じ、さらに薄めていきます。※最大でも5%未満程度の希釈にしましょう。
注意:18L容器のガイナを少量使用する場合は、18L容器で攪拌してから使用してください。攪拌前に少量を移し替えると、セラミックビーズ濃度にムラが出て性能が発揮できません。
・吹き付けの場合:少し薄めで、ムラが出ないよう3度塗り以上にすると仕上がりがきれいです。
・ローラーの場合:仮塗りを行い、塗料が波打ったりしない濃度に調整します。
・刷毛の場合:若干の刷毛ムラが出ても、仕上げで目立ちにくくなります。細かい場所などはローラーの補助として使用します。
・金属地などは、ミッチャクロンなど強力なプライマーをご使用ください。
通常はガイナ2度塗りで仕上げとなります。1度目でムラがあっても、2度目で大抵きれいになります。
それでも仕上がりが悪い場合、薄めのガイナを塗ることで整うはずです。ガイナといっても、基本の方法は一般の塗料と大きく変わりません。
なお、ガイナは塗装厚0.8mmでカタログデータ通りの効果が発揮されます。伸びをよくするために薄めた場合は、上塗り回数を増やし、計算上の必要塗料を塗り切ってください。
※キャンピングカーなど、仕上がりを良くしたい場合は、通常より薄く希釈し3度塗りをおすすめします。
ガイナを塗装していると、乾きが早いことに気づくはずです。夏場などは塗った端から乾いていきます。
攪拌機は攪拌後すぐに水洗いし、塗料をよく落としてください。刷毛や容器も使用後速やかに水洗いしてください。
※一度乾くと水では落ちません!
乾燥後、どうしても拭き取りが必要な場合、アセトン、トルエン、キシレンなどで落ちる場合がありますが、危険物であり取り扱いに十分な注意が必要です。使用する場合は、専門知識者の指導のもとで取り扱ってください。
屋根や壁などは一般的なシーラーをご利用ください(アクリルシリコン系塗料と同等のものです)。
鉄部は十分に錆を落とし、下塗りとしてさび止めを塗ります。
ガルバリウムやアルミなど塗装の乗りにくい部分には、ミッチャクロンを下塗りすることで塗装が可能です。
雨樋などにも塗装が乗りやすくなり、最近はプロも多用するようになりました。DIYではスプレータイプが使いやすいでしょう。
折を見てさらに詳しい情報を掲載する予定ですが、ご不明点は直接エコルートまでお問い合わせください。
トタン屋根にガイナを塗装若干の錆があり、ワイヤーブラシで落とし、錆の部分だけスプレー式のオレンジ色のさび止めを吹き付けて下地としました。その上へ刷毛で2度塗り。1度目は刷毛ムラが汚く不安でしたが、2度目を塗るときれいに仕上がりました。 屋根上なので多少ムラがあっても目立ちません。 夏場の2階部屋がとても涼しくなり、夜寝る前に少しエアコンをかけるだけで涼しく休めるようになりました。 |
|
コンテナボックスにガイナ塗装試しに屋根だけ塗ったところ効果が大きく、このあと全体をガイナで塗装しました。夏場でも中が外気温とほとんど変わらず、大変助かっています。 塗装はコンテナを水洗いし、その後刷毛塗りで直接2度塗りです。 |
|
自作キャンピングカーの外壁へガイナ塗装アルミで作られたボックスにミッチャクロンを吹き付け、薄めのガイナを3度以上、ガン吹きで仕上げです。つや消しで上品な塗装肌はキャンピングカーを引き立ててくれます。 夏冬ともに効果が大きいそうです。 |
夏場の暑い時期、特に温暖化で困っている「屋外」でのご利用はいかがでしょう?
そして気候変動で厳寒になりがちな冬も、壁から熱が逃げにくくなれば、少しの暖房でもお部屋は温かくなります。
犬小屋は灼熱になりやすく、ワンちゃんが可哀想です。小屋の外全体に塗ってあげてください。
夏場のコンクリートは灼熱で、立っていることがつらいほどになります。ガイナを塗ると…、あら不思議!裸足で乗れるようになることも。
ただし、ガイナは塗料ですので、通行の多い場所ではすり減る可能性があります。ご注意ください。
表現が少しきついですが、トタンの住宅や小屋は夏場に灼熱になりがちです。ガイナの効果は驚くほど。
簡易増築などでトタンなど金属を使用している場合は特に有効です。さらに雨音も響きにくくなります。
西日が熱い住宅では、西面の雨戸に塗っても効果は大きいですよ!
夏場、熱くて握れなくなる「鉄の手すり」。試しに一度ガイナを塗ってみてください。本当にびっくりです。
以上になりますが、くれぐれも注意して作業し、素晴らしいガイナの性能を手に入れてください。
DIYで大流行なのが壁・天井です。冷暖房の効きが劇的に変わることも。
省エネの“隠れた王様”。クロスの上に直接塗れるので、簡単にリフォームできます。
2008/7/11更新
安全な暮らしをお届けします。
ガイナ特約店